2015/01/11 21:29 [Sun]
名無しのタランチュラさん
夙川はペットに名前とか付けるの得意じゃない。なので、このタランチュラも単純に「クモさん」呼ばわり。
さん付けしてるだけ、まだ親切な飼い主じゃないですかねw
タランチュラってーと、セアカゴケグモみたいな凶悪な毒蜘蛛のイメージがあるかもですが、飼ってたクモさんが持つのは麻痺毒で、毒性は弱い。
いちお、大阪府の保健所にTELして、飼ってもダメくないか確認しましたよ。
コオロギくんをエサにやりますと、とりあえず麻痺させて、体液をじーっくりのーんびり吸うのですね。砂漠の民であるせいか、すごく少食で燃費が良いです。
恐がらせなければ「手乗りクモ」もやれるくらい、おとなしい種類でした。いちお掴まえる前に、割り箸でつついて(笑)機嫌を確認しましたけどね。
こいつがいる時にオカンが来て、奇声上げられたことがあります。
「ひゃあ!あなた何てモノを飼ってんの!」
「っせー。大声出すな。クモが怖がるだろーが」
「そらびっくりするわ!こんな毛むくじゃらのデカい蜘蛛!」
「黙らっしゃい。還暦秒読みの婆にコイツの容姿をとやかく批判する権利はない。ツラのシワと乳の垂れ具合を弁えろ。ゴキブリオイルでアンチエイジングさせたろかコラ」
「ちょ、何処でそんな悪いクチ覚えたんよw」
「悪ぅあるかいな。親切心や。ファンデーションの粉しこたま吹かせくさってからに、乾いとって可哀想や思ぅたんじゃい。娘の心、親知らずやのぅ」
「次から次へと、よくまぁそんなことが口から出てくるねww」
「オンナちゅーのは言語能力が高いモンやからな」
「あんたのそれは、だいぶおかしいからw」
オカンは、この夙川節には慣れっこです。
ガキの頃からこんな調子の荒ぶる言葉遣いで、だいぶ叱られましたけど、直す気はさらさらなし。
オカンもとっくに諦めてます。
「名前は何ていうの」
「名無しだよ。クモに名前なんかいらんだろ」
「なんとも、あんたらしいね。オス?」
「淑女だよ、コイツは。食事も上品なもんだよ。手に乗せてやる。ほれ」
「っぎゃああ!」
「冗談だってのに、っせーな・・・キチ○イかよ。娘よりキンキン声で、恥を知れ」
「あんたの声が低いだけや。身長からして頭1つぶん違う。声が高いのは生まれつきや」
「威厳皆無のちんちくりんめ」
「ちょww」
「さーせん。ちんぽこりんの間違いでしたね」
「生えてないwwww」
小学生かいな、ワシは。
まぁ、そんな微笑ましい感じで(謎
なんせ名前は付けません。
60cm3タンクと、45や30の小型10タンクばかりに熱帯魚(ベタ)をブリードしてた時は、名前なぞ付けたって、どうせどれが誰やら分からんです。
コンテストに出すエリート数匹でさえ、「ブラックデビル・Wクラウン」だの「コバルトのHM」だの、色とヒレの形で呼んでましたわな。
犬くらいですかね。
実家にいるコリーとシーズー。
うちに来たばかりのパピー時代、弟くんと名前を考えてみたのですわ。
まずコリー。
「名前何にする?」
「メス犬でいいじゃん」
「それはww」
「主水之助」
「誰w」
「トウカイテイオー」
「馬やし。てか、牡馬やし」
「贅沢なヤツめ。なら、クリフジ」
「メスやけど、それも馬やから」
「麿。目の上が、麿っぺぇぞ」
「そこらへんで勘弁してやってくれ・・・」
シーズーなぞは、
「サクラとかどーだよ(適当」
「んー、近くにサクラはいるよ。柴やけど」
「モモ」
「それ、従兄んちのシーズー」
「イチゴ」
「それも近所にいるし。てか姉貴、身近ネタばっかだし」
「ならもうウメでいいじゃん、かったりぃ」
「なげやりwwww」
「有りそうで無いじゃんか、ウメいいよウメ」
「渋いなww」
「シニア犬でサクラはまだしもイチゴちゃんとかモモちゃんとか、恥ずかしいだろ。イチゴばーさん、モモおばさんだよ。私が犬なら死にたくなる」
「おウメ婆さんとかなら、確かに馴染むなw」
そんなんですよね、もう。
織田信長の長男、奇妙丸のノリ。
category:ぷらぷら散歩譚
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