【大阪】府警、犯罪を少なく見せかけるため8万件の統計不正処理を実施

大阪府警が2008〜12年、自転車盗など計8万1307件を犯罪統計に計上せず、犯罪を少なく見せかける不正処理をしていたことが30日、わかった。

この間の府内の刑法犯認知件数(計約93万件)の1割近くに相当し、全65警察署で行われていた。府警は当時、組織を挙げて街頭犯罪件数の全国ワースト1返上に取り組んでおり、「現場に件数抑制の重圧がかかっていたことが背景にあった」としている。

警察庁によると、犯罪統計の不正の規模としては過去最大。府警は同日、幹部らを本部長注意とするなど当時の関係者計89人を内部処分した。

府警では13年、堺署による6538件の過少計上が発覚し、黒山署でも同様の不正が判明したため、堺署を除く64署を対象に調査。この結果、新たに7万4769件の未計上がわかった。

大阪府が09年まで10年連続で最悪だった街頭犯罪8手口(ひったくり、路上強盗、自転車盗など)の認知件数について、府警は10〜12年に東京都を下回り、2位になったとしていた。しかし、未計上分を加算すると3年とも東京を上回っており、ワースト1返上は虚偽だったことになる。
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【長崎】精神科医が「殺しかねない」と県の児童相談窓口に相談【佐世保】

長崎県佐世保市で高校1年の同級生を殺害したとして女子生徒(16)が逮捕された事件で、発生前の6月、県の児童相談窓口に寄せられた情報に「女子生徒は人を殺しかねない」との内容が含まれていたことが31日、県関係者への取材で分かった。県は具体的な対策を取らず、情報を生かせなかった。県と、報告を受けた県議会は、当時の対応が適切だったかどうかを含め経緯を調べている。

県関係者によると、女子生徒を診察した精神科医が6月10日、相談窓口がある佐世保こども・女性・障害者支援センターに連絡。精神状態の不安定さを懸念し「小学生の時に薬物混入事件を起こした。中学生になって父を殴打した。このまま行けば人を殺しかねない」と相談。小動物を解剖した例も挙げ対策を求めた。ただ、守秘義務に触れる恐れがあるため女子生徒の氏名は伏せた。県福祉保健部によると、相談を受けた担当者は、匿名だったため対応は困難と判断した。センターの児童相談の担当者は取材に「個人情報なので詳細は答えられない」と話している。
sankei.jp.msn.com

【長崎】「学校に行こう」被害女子、加害者のマンションを頻繁に訪問していた【佐世保】

長崎・佐世保市で、高校1年生の女子生徒が同級生を殺害したとして逮捕された事件で、被害者が「学校に行こう」と、女子生徒の住むマンションをたびたび訪れていたことがわかった。
31日の取り調べは、午前9時30分から始まった。
女子生徒は、落ち着いた様子で、聞かれたことに淡々と答えていて、今も反省の言葉などはないという。
この事件は、佐世保市の県立高校に通う高校1年生の女子生徒が、同級生の松尾愛和さん(15)を、自宅のマンションで殺害した疑いで逮捕されたもの。
複数の関係者が、女子生徒は、小学6年生の時に、同級生の給食に薬剤を混入していたことを契機に、クラスでも孤立し、不登校になっていたことを証言している。
女子生徒の同級生は「6年生くらいから、少し様子がおかしくなった感じですね。給食の混入が、一番響いてるんじゃないかなって思います」と話した。
関係者によると、松尾さんは、女子生徒が1人暮らしをしていたマンションをたびたび訪れ、「学校に行こう」と誘っていたという。
女子生徒の供述に矛盾している点はほとんどなく、今も反省の言葉などはないという。
警察は、女子生徒の父親からも事情を聴き、動機などの解明を進めている。
headlines.yahoo.co.jp

【長崎】小6時の給食異物混入事件【佐世保】

長崎県佐世保市の高校1年の少女(16)が同級生を殺害したとして逮捕された事件に絡み、少女が小学6年当時に5回にわたって起こした給食への異物混入騒ぎで、混入物が5回とも異なっていたことが30日、学校関係者への取材で分かった。

学校側の調査で、異物混入の動機は4回目まではクラスメートとの口論だったが、最後の5回目は「不明」のままだった。動機の解明が不十分だったことが、少女のその後の成長に影響しなかったのか。
佐世保市教委の対応も問われそうだ。

学校関係者によると、少女は小学6年生だった平成22年12月1日から10日ごろにかけて計5回、同じクラスの女児と男児の給食に異物を混入。被害者2人の健康被害はなかったという。
1〜4回目は女児を狙い、水、ベンジン、液体漂白剤、靴用の粉末洗剤の順に使用していた。
一方、5回目だけは男児を狙い、衣類用の粉末洗剤を使っていた。
いずれも薬物など0・3ミリリットルを水道水に混ぜて使用。薬剤は家から持ち出していた。

異物混入の動機について、少女は同年9〜10月ごろに、学習態度をめぐり同級生の女児と口げんかになったと説明。
「『今から勉強ばかりするのは分からん』といわれ、ばかにされたように感じ、憂さ晴らしをした」と話したという。
また「テストの点がすべてじゃないやろう」と言った女児に、「テストの点がすべてさ」と言い返したこともあったという。

一方、男児への混入については、市教委の調査でも動機は判明せず「不明」のまま。
女児の給食への混入を繰り返すうち、薬剤の人体への影響に関心がうつった可能性もある。
学校関係者によると、騒ぎは、5回目の混入直後に表面化。学校側の指導やカウンセリングなどで問題行動がおさまったため、男児を狙った動機については、それ以上、究明されなかった可能性がある。

市教委は「少女の進学先に事案の概要を伝え、中学や高校でも見守りは続けられていた」と説明している。
当時の学校関係者の対応について、教育評論家の尾木直樹さんは「動機が分からないまま見守りを続けても効果は出ない。
心の問題を早期に把握できていたら、殺人事件には発展しなかったかもしれない」と指摘する。
中村法道長崎県知事は「兆候らしきものはあったのかもしれない。その時点での対応を含めて検証し、取り組みを協議していく必要がある」と話している。
sankei.jp.msn.com

【長崎】「中学時代から殺人欲求」=同級生殺害の少女供述【佐世保】

長崎県佐世保市のマンションで県立高校1年の女子生徒(15)を殺害したとして逮捕された同級生の少女(16)が、県警捜査1課の調べに、「中学生の頃から、人を殺してみたいという欲求があった」という趣旨の供述をしていることが30日、捜査関係者の話で分かった。同課は少女の精神鑑定も視野に捜査を進めている。

捜査関係者によると、少女はこれまでの調べに、「人を殺してみたかった」と容疑を認め、「ネコを解剖したことがあり、人間でもやってみたくなった」と遺体を損壊した理由を説明。殺人願望を持つようになった時期については、「中学生のときから」と話しているという。

少女は今年春に中学校を卒業し、高校に進学。殺害された女子生徒とは中学、高校を通じた同級生だった。

中学生だった昨年秋、少女の母親が病死し、父親はその後、再婚。今年3月ごろには、少女が父親に激しい暴力を振るい、入院させていたことが判明している。高校進学後の4月以降、少女は現場マンションで1人暮らしをしていた。

同課は、中学時代からのこうした家庭環境の変化などが少女に影響を与えた可能性があるとみて、詳しい事情を聴いている。
www.jiji.com
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