埋葬された傷
腐り堕ちる空と憂鬱(或いは断絶)
首を傾ぐ胎児
膿は人の顔を模した浮き石
這いつくばり這いつくばる這い這い這い這這這、這い、…肺?
欲情を垂らす穴
赤黒い其を喰む双子(僕の大事な××)
喘ぐ涙吐き出す罵倒に唇を歪める夜鷹
朽ちる白濁る闇哭く子は何処方最果てに
酸素の無い無菌室
繋がれた性器に項垂れるMaria
「 夢、そう夢だ。如何に罰を与えても 」
(愛して…た。うん。)
(愛してた。)
呟く蝶は永遠よりも遠く傍に在り続け
形を失くした脳は湧き満ちる蛆
誰を、じゃない君じゃない君だけは違う
どうか解るか君に解ってくれ
解らない解るだろう?
君は僕じゃない君ですらない
ただの僕だ。