あれから楽団でパート部屋に居たんだけど誰も来なくて先輩にLINEしたらバイト中で編集来なかった。
仕方なく合奏室に行ったら本当人居なくて仕方ないから1人でサックス吹いてた。
そしたら珍しく先生1人で来た。
先生「あれ?珍しいね1人?」
ウチ「パート部屋で吹いてたんですけど誰1人と来なくて仕方ないから合奏室に来た」
先生「そうなんだ」
ウチ「そう言えば今日は後輩ちゃんと一緒じゃなかったんですね」
先生「さっき会ったけど何も来なかったよ。もう僕の事飽きたんじゃない?!」
ウチ「ふーん。笑笑」
先生「何?」
ウチ「別にー」
って会話して先生にサックス聞いてもらってた。
ウチ「そう言えば昨日は草食くんの家に置いて行ってごめんね」
先生「あ!いいよ。朝に草食くんから聞いたし」
ウチ「朝起きて帰ってきたの?」
先生「いや、草食くん朝ご飯作って一緒に食べて帰ってきた」
ウチ「え?お父さんやん笑笑」
先生「何かさ仕事上お酒ばっかで何も食べてない感じだったし」
ウチ「先生って男女に優しすぎるよ」
先生「草食くんは、よっちの友達だからさ」
ウチ「ふーん」
先生「ところでさ草食くんって何の仕事だろ?」
ウチ「え?草食くんはホストだよ」
先生「やっぱそうなんだ。スゲー良い時計してたりさタワマンだもんね」
ウチ「お客が貢いでくれるさ」
先生「だからコンクールも出て来ないんだな」
ウチ「草食くんはコンクールより趣味って感じかもね」
先生「ふーん」
何か合奏室で殆ど草食くんの話しだけしかしてない。
そして今日は先輩は来なかった。ちょっと調子悪く微熱があるって事。
昨日、先輩ちょっと薄着だったから風邪引いたのかも?
なので今日の合奏のセカンドは草食くんでした。
いつも先輩の音を聞いてるから草食くんの音で合わせるの初めてだったけど合わせやすかった。
そして終わってから先生と帰ろって思って用意してたら先生、団員から質問攻めにあってて先生の楽屋で待ってた。
先生の楽屋で待ってたら指揮者が入ってきて「あれ、K先生は?」って聞かれたから「団員の質問に答えてます」って言った。
指揮者は同じサックスパートの人と付き合ってて話し聞いてた。
指揮者「K先生って凄い人気だよね」
ウチ「そうですね。人気ですね」
指揮者「よっちはK先生の楽屋で何してるん?」
ウチ「遊んでまーす」
指揮者「よっちってさK先生の愛人なん?」
ウチ「え?何ですか?」
指揮者「いや、2人を見れば分かるって」
ウチ「分かるって何をですか?」
指揮者「合奏中K先生よっちの方ばかり見てるし、注意の仕方とかも他の人と違うし」
ウチ「気のせいですよ。」
指揮者「この前さ彼女とそんな話しをしてた。」
ウチ「そうなんですね。でも違いますよ。そんなK先生がウチなんかを愛人にするわけないじゃないですか?」
指揮者「そうかなぁー。オレ絶対K先生は、よっちの事好きだと確信してる」
ウチ「そんな訳ないじゃないですか。」
って話してたら先生戻ってきたし。
先生「キミ達は人の楽屋で何をしてるんだ?」
指揮者「ちょうど良かった。本人に聞いてみなよ」
先生「??何を??」
ウチ「何かウチが先生の愛人なん?だって」
先生「いや、違いますよ。僕にとっては大切な子ですよ」
指揮者「何だ違うのか。残念」
ウチ「残念って何ですか?」
指揮者「いや、絶対に愛人だって思ってた」
先生「笑笑」
って言って先生の楽屋を出て行った。てか指揮者K先生に用事じゃなかったの??
先生「あぶねーな。あの指揮者」
ウチ「勘が鋭い」
先生「僕らの関係を知ってる人って先輩と草食くん?」
ウチ「そーだよ」
先生「あの2人は言いふらすタイプじゃねーし」
ウチ「まぁ、気にしない」
先生「あのさ、明日なんだけど楽団休んで自分の楽団の練習行っていい?」
ウチ「いいよ。クリスマスコンサート近いもんね」
って会話しながら先生の帰る用意を待った。来月は雑誌の対談もあるから気をつけないと。
誰も居なくなったのを確認したして先生と手を繋いで駐車場まで来た。今日はお互い車だったから。
マンション着いて「夕飯何食べる?」って言いながらご飯が余ってたから2人でチャーハン作って食べた。
そして明日と明後日は研修だから今日はシャワー浴びて寝ます。