『鍵コレクター』
−あれは中学2年生の頃
窓側の1番後ろという
最高の特等席にも飽きて
そろそろ何か新しく
面白いことを始めたいと思った
そんなある日。
休み時間に
いつもどおり
教室の後ろの窓側、
すなわち私の席の後ろで
友達と群がって遊んでいると
私の目に
1枚の“窓”が映った。
その窓は
ベランダへの出入りが可能な窓で
特別綺麗な窓でもないし
何の変哲もない
普通の窓だけど
その時の私を魅力するのには
十分だった。
一度わくわくしだすと
もう止まらなくなる性格の私。
そこからの行動は
とても速く、スムーズだった。
一緒につるんでる友達に言って
ドライバーを借り
その次の休み時間辺りに早速
その窓の鍵を
外しました(笑)
特に意味なんてありません。
強いて言うなら
『外したかったから』かな?
今考えればただの変人です。
(今に限らずそうだろ)
その日の放課後
戸締まりをしようとした
担任の先生が気付いたらしく
次の日の朝の会で
『後ろの窓の鍵がありません。誰か知りませんか?』
って言われた(笑)
もう笑いを堪えるので必死で
その後のお説教は
何も覚えていない(話を聞け)
でもこの一件で
一度記憶に残ってるのは
その日の夕方
下校する頃になって
雨風が酷く
天気が大荒れになった時に
その担任の先生が
必死にその窓を閉めようとして
掃除用具入れから
箒やら木の棒やら雑巾やらを
出してきて
“つっかえ棒”にしてたこと。
『何で鍵が無くなるのかしら』
って言いながら(笑)
そりゃ焦るよね。
ある日突然
窓の鍵がなくなって
そうかと思ったら
大雨大風だもの。
閉めなきゃ次の日
教室は大水害です(笑)
(笑い事じゃない)
*******
その後数日間に渡って
先生の説教は続き
学年主任の先生も
気にしてたみたいだけど
結局私は
その“鍵”は元に戻さず
学年が上がって
教室が代わるまで
私のクラスの1番後ろの窓は
鍵が掛けられないままだった。
その後の
窓のことは知らないけど
1つハッキリとわかることは
その鍵は今だに
雨乃が大切に保管してるってこと(まだ返してないのか
)
だってここまできたら
もう記念品じゃありませんかww
(今すぐ返して来い)
*******
それにしても…
この時の雨乃は、一体
何がしたかったんでしょうね?
(こっちが聞きたいわ)
先生の注意を
引きたかったのかな?
(日頃から部活以外では目立たない方だったので、疑われるなんてこれっぽっちもありませんでしたが/笑)
もしくは何かの復讐的な?
(特に復讐することもないだろ
あ、ちなみに担任=部活の顧問ですww)
…本当に
何がしたかったんだろう?
このままじゃ雨乃は人を困らせて楽しんでた人みたいになっちゃう(いや、お前確実に
8割型それだよね)
…とまぁ
雨乃も若かったんです(笑)
でも、おイタ系なら
小2の時が1番酷かったかなぁ。
1番荒れてたのは
中学生の時ですけど。
*******
それにしても
“いいことと悪いことの
区別がつかない”
とは
このようなことを言うんですねww
今もこのような子ども心を
持ち合わせてはいますが
ちゃんと理性が働いてるので
大丈夫です。
(20歳にもなって
鍵外してたら困るだろ)
あ、言うのを忘れましたが
雨乃が所持している鍵は
1つではありません。
『コレクター』ですからねww
中学校内のがもう1つと
幼稚園のが1つと
(ピアノのレッスンが
幼稚園でやってたんです)
あと2つくらいあるんですけど
…どこのだったっけ?(待て
まぁ青春の思い出って
こういうもんですよねww
(こんなことするのは
確実にお前しかいない)
あっでも
そうでもないんですよ!!
いたんですよーww
同業者が(笑)
しかも意外と身近に(ぇ
まぁその話はまた今度♪
昔話にお付き合い頂き
ありがとうございましたm(_ _)m
ww