舛添要一さん「無能な専門家では、新政権も同じ過ちを犯す」菅首相退陣後は分科会の刷新も求める


 元東京都知事で国際政治学者の舛添要一さん(72)が4日、ツイッターを更新。これまでも「御用学者」など厳しく批判してきた政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(72)の責任をあらためて追及した。自民党総裁選不出馬を表明し、退陣が決まった菅義偉首相に代わる新政権は分科会を刷新すべきだと持論を展開した。

 舛添さんは「菅首相退陣の引き金となったコロナ対策の失敗は、首相記者会見で常に横にいて『高説(?)』を開陳していた尾身会長にもある。政府に助言する分科会なども、新政権はすべて新規なものにした方が良い。無能な専門家では、新政権も同じ過ちを犯す。せめてチームBを作り、複数の対策を検討すべきである」とツイートした。

 舛添さんは昨年5月、尾身会長について「2009年に厚労大臣として私が新型インフルに対応したときも、専門委の座長がこの人物。対応に不信感を持った私は、若手研究者で大臣直属のチームBを作り、早期の感染終息に成功した」とツイート。今年8月26日、再来日したIOCバッハ会長を批判した尾身会長に対し「(バッハ)会長を吊し上げるという行為は、科学者の発言とは思えない。尾身氏は人事と予算ぶんどりに長けた政治家であり、だからこそ12年経っても感染症村に君臨している」とツイートしている。