広島でも「オミクロン株」専門家に聞く 「感染力強いが、死亡率はインフルエンザと同等」
テレビ新広島
2021年12月27日 月曜 午後6:28

オミクロン株はどういった特徴があるのでしょうか。ウイルス学がご専門の広島大学大学院の坂口教授にうかがいました。

大きなものとしては、これまでのデルタ株に比べ広がりやすいという特徴があります。
アルファ株やデルタ株は気管や気管支など下気道でウイルスが増えていたのですが、オミクロン株は鼻腔や咽頭など上気道で増えやすくなっています。
そのため、人に伝染しやすくなっているということなんです。

一方、下気道までウイルスが届かないので肺炎などになりにくく、重症化しにくいというのも特徴です。
また、先行して感染拡大しているイギリスでは、感染者が多い中でも死亡率はおよそ0.1%程度だったこともこれまでの変異株と異なります。

これは、インフルエンザとほぼ同じ程度のため、必要以上に恐れなくていいが警戒は必要と話しています。

こうした中、年末年始の帰省などを控えどうしたらいいか、戸惑う方も多いと思います。
お聞きしたところ、帰省をとりやめるほどではない。