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「どう…かな?」
「まず、色が不気味」
「それでそれで!?」
「で、匂いが変」
「結局どうだったの!?」
「なんつ〜か、甘ぇ…」
「そうなんだ〜?」
「涼しそうな割に凄いんだね」
「…水色で甘いのって、すげ〜違和感だな…」
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「ッ…はぁっ…!」
首筋に絡み付くソレから軽く身をよじらせ回避する
が
「…!!?…」
執拗に四肢の自由を奪うソレは俺の首を締め上げる
ぬるり
あぁ、感触が気持ち悪い…
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駄目
駄目だよ
…いきたくないよ…
それでも
進まなければ道は無い
頭が痛い、体が冷たい
あぁ、口にしたら戻らないから言わないけど
「ココニイタクナイ」
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バシッ!!
「…?」
不意に背中を叩かれた
「…何だ…?」
不機嫌なソレは理不尽な暴力と言葉を散々投げ付けてきた
あぁ、つまり要約すると…
「…甘い俺が、嫌いなのか…?」