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それぞれの時間


―――――ーーーーーーーーーーーーーー

「どう…かな?」

「まず、色が不気味」

「それでそれで!?」

「で、匂いが変」

「結局どうだったの!?」

「なんつ〜か、甘ぇ…」

「そうなんだ〜?」

「涼しそうな割に凄いんだね」

「…水色で甘いのって、すげ〜違和感だな…」

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

「ッ…はぁっ…!」

首筋に絡み付くソレから軽く身をよじらせ回避する



「…!!?…」

執拗に四肢の自由を奪うソレは俺の首を締め上げる

ぬるり

あぁ、感触が気持ち悪い…

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

駄目

駄目だよ

…いきたくないよ…

それでも

進まなければ道は無い

頭が痛い、体が冷たい

あぁ、口にしたら戻らないから言わないけど

「ココニイタクナイ」

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

バシッ!!

「…?」

不意に背中を叩かれた

「…何だ…?」

不機嫌なソレは理不尽な暴力と言葉を散々投げ付けてきた

あぁ、つまり要約すると…

「…甘い俺が、嫌いなのか…?」




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