人は神に造られ

その庇護と祝福に育まれていた

やがて、悪魔が唆し

人は罪人と成ったー…


言語を操り神に近く天に聳える塔を創る
人は業に従うモノ

神は其れを怒り言語を裂き、塔を討ち滅ぼす

人は愚かを極め、罪を重ねる

其れが罪と知らぬ罪

慢心が故に犯す罪


知っているか?

最初の罪は「知識」なのだ

知無くして罪を知らず

知有りて罪を犯す

知らなければ犯さなかった罪

此の世界を破壊しかける脅威は人の知恵

生かすつもりが殺すモノ

与えるつもりが奪うモノ

知に溺れ知を信じ

それは慢心となり新たな知を望む

だから皆罪人だ

裁きの庭は何処だ

裁定者は今も選択を付き突けているだろう

望むままに

俺は知に染まり

俺は血に濡れる

後悔など無い

此の世界の空白

裁定者の歌

俺は混沌の空を裂く脆き論理の翼を広げよう

じき、飛ぶのか落ちるのかも解らなくなる

なら、此の刹那

大罪の翼でお前の空を捜し出そうー…


知識を持って人は生き

やがて

知識によって殺されるのだからー…