インターネット上に投稿された暴走行為の動画を基に、福岡県警は1日、道交法違反(共同危険行為等の禁止)容疑などで同県久留米市の少年3人(15〜16歳)を逮捕、2人(いずれも16歳)を福岡地検久留米支部に書類送検したと発表した。

県警によると、一般人が撮影した動画を端緒に、暴走行為を立件するのは全国初という。

発表によると、少年5人は3月29日午前1時頃、同市東合川の国道210号で、オートバイ1台と原付きバイク2台に分乗し、交差点内を旋回するなどした疑い。
5人とも容疑を認めているという。

通報を受けて捜査員が現場に着いた時に少年はおらず、見物人が残っているだけ。
このため、県警は動画投稿サイト「YouTube」で、この日の動画が投稿されていないかを調査。
該当する動画を見つけて証拠品とし、5人を特定したという。

少年の知人が無料通話アプリ「LINE」で、「今夜、久留米の若者が気合入れて走ります」などと見物を呼びかけており、同日は約200人が集まって、数人がスマートフォンで撮影していたという。
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