ワクチン接種後の体調不良 国への救済申請、宮城は30件超す

2021年12月08日 06:00

 新型コロナウイルスワクチン接種後に生じる体調不良に関し、宮城県内では国の予防接種健康被害救済制度に基づく死亡一時金、医療費などの申請が30件を超えたことが河北新報社の取材で分かった。窓口となる市町村には合計で110件以上の問い合わせがあり、申請はさらに増えそうだ。

 35市町村に11月17〜30日、直近の状況を問い合わせた結果、申請を受け付けたのは仙台、石巻、名取、角田、多賀城、栗原、大崎市と亘理、大和町、大衡村の計10市町村。最多の仙台市は10件を超え、名取市が5件、角田市4件などと市部での申請が目立つ。大崎市には4件の申請があり、1件は国の救済が認められたという。