「負担に偏り」コロナ病床使用に格差 満床の一方「30%未満」も1割、内部資料で判明

2021/12/29(水) 9:40
西日本新聞

 新型コロナウイルスの流行「第5波」で福岡県内の入院患者が最多となった8月下旬、コロナ専用病床の30%未満しか患者を受け入れていない病院が少なくとも1割あったことが、西日本新聞が入手した内部資料で分かった。同時期に満床となった病院も約1割あり、受け入れ格差が浮き彫りになった。コロナ病床として補助金を受けながら稼働していない「幽霊病床」への批判も高まる中、現場からは「負担が偏っている」との声が上がる。 (斉藤幸奈)