前述した言霊を拾い集めた事柄と蓮見音繰の構想について
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「雑踏喧騒耳障りなノイズすら、死んだ場所には必要な音なのかも知れない」
「不必要な音なんて、無いな
だから俺は音を容れる篋になったんだよ」
「彼女は賢い。
聡明だからこそ、俺の音を嫌悪するのさ」
「……うるっせぇよ」
「言葉は嘘を吐く。感情は流される。視覚は騙されるし、記憶は書き変わる。
眼を鎖せ、意識を飛ばせ、それで耳を傾けりゃ良いのさ」
「俺に会った奴等は口を揃えて俺に聞くんだ『お前は誰だ?』ってね?
俺が俺の事知ってるなんて、思い込み激しい話なのによ」
題も歌詞も無い音を重ねて散らして紡いだ先に、囚われた魂は煽り、誘われて動き出す
「今、起きてる事が理解出来ないって顔だな。
理解しなくて良いぜ?…嫌でも行動する羽目になるだけだからなッ!!」
感染者、構築者、旋律を読み解いて奏でる
それは善では無い、正しくも無い
しかし必要な、波
唄え、歌え、謡え、
例え自身が引き裂かれて、砕けても
鳴らせ、奏でろ、響け
例え世界が今、終わろうとしても
お勧めされた曲を幾つか聞き流してたら、その音に巡り合いました、感謝です!
音を開く前から予感した曲は予想通りに脳味噌と心を撃ち抜いて、彼が応えた
なるほどなるほど
畏るべし音楽(笑)