意図的に繰り返される演目と章の狭間で起きる混乱

ハッピーエンドを探す為、何回だって幕は上がる










決まったキャストに不確定因子を招き入れ
整ったシナリオにアドリブ利かせて紡ぎ出す

何回だって、手は伸ばされる
届かない理由を破り捨てて


駒 石 カードもっともっと撒き散らせ
掴んだ切り札差し出す前に見極めろ



導かれた選択肢、君が選ぶエンディング
待って、待って!! それじゃない

叫んだ声すら時間切れ


冷たい器を抱きながらまた今回もアンコール
拍手を鳴らす赤い目に、今度こそはと背を向けた