どういった場合に、看護師がもっとも仕事のやりがいを感じるかといいますと、回復した患者さんが退院していき、その上、わざわざ改めて、病院まで足を運び、挨拶をしにきてくれた時でしょうか。
それに、やはり患者さんの家族の方から笑顔でお礼を言ってもらえたりすると、この仕事を選んで良かった、と心から思えます。
生活は不規則になるし、ストレスはたまるし、看護師の仕事はとても大変です。
なので、やりがいを覚えなくなったら、退職したいと思って、悩むでしょう。
日本のみならず、海外で支援が必要な方々に、日本の医療を提供できたらという思いを抱える看護師の人も少なくないでしょう。
現実に、海外で日本の医療に対する需要の高まりから、笑顔で患者を支えることの出来る看護師は、多くの国で求められている職業です。
海外で看護師とし働くためには、医師、患者との意思伝達を十分に満たすためにも、英語が必要不可欠なのです。
海外で看護師として活躍したいのであれば、きちんと英語を学んでおくべきです。
何らかの病気を患って不安を抱えている患者からすると優しい言葉をかけてくれる看護師は、まさに「白衣の天使」のように見える事もあるでしょう。
でも、その実態は過酷な勤務実態に陥っているケースも少なくないのです。
覚える必要のあるいくつもの作業や器具のチェックなど仕事は多岐に渡り、それが患者の命にかかわる事もある為に、常に緊張を強いられる状態なのです。
なので、結果的に心を病んでしまうような看護師も珍しくないのです。
性格的に、真面目で責任感が強いと言われる方やストレス発散方法がないという場合は要注意だと言えます。
新卒ですぐに勤めた病院では、そのハードさと人間関係に参ってしまって逃げるように辞職し、看護師は向いていないのではないか、辞めた方がいいのかも、とぐずぐず悩んでしまいました。
ずいぶん悩んだのですが、それでも自分には看護師しかないようなので、別の病院で働こう、と転職を心に決めました。
決心してから「さあ履歴書を書かなくては」という時に「どう書こう」と、とても困ってしまいました。
検索していろいろ調べてみたり、本を見たりしつつ、思いつく限りの工夫を凝らして書き上げましたけれど、もういい大人なのだから、何か起こった時は決断を自分で下して、責任を果たしていかなければ、とわかったのです。
時に人命に関わることもある看護師という仕事は、大きなやり甲斐と意義を感じることができます。
しかしながら、逆に大きな苦労や困難もまた、ついてまわります。
挙げるとキリがありませんが、まず仕事のハードさは言うまでもありません。
そして、職場に拘束される時間が長くなりがちで、さらに不規則であること、なにしろ医療に関わる訳ですから、その緊張感も半端なものではないでしょうし、そこでスタッフ同士の見解の違いなどから、ぎくしゃくするようなこともあるでしょう。
そういったことをわかった上で、看護師という仕事を希望し、勉強に励む人が多い訳は、そういった面をプラスマイナスゼロにしてもいいと思えるくらいにメリットも多いと考えられるのではないでしょうか。