そびえ立つ姿は、荒廃を静かに語る気がしてー…
[交差点へ]
赤兎:ったく、余計な人助けで時間喰っちまったじゃねぇかよ
颯刃:人助けは良い事じゃないか?
赤兎:だからって…あ、そこ曲がれ…腐っても知覚者なんだから自力で何とかなるだろ〜?
颯刃:知覚者だから、なんてのは良くないと思うなぁ?;
赤兎:ケッ…オレ様に良い悪いの概念で語るなっての…
(ブツブツ)
斎:腐っても知覚者…ねぇ…(ククッ)
鏡人:…揺れ…
赤兎:この感じは蟻だろ?…ほらな…
颯刃:…地盤緩いのって、蟻が沢山居るからな気がしてきたや…;
(苦笑)
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
斎:おや、またお前だな?(ニヤニヤ)
鏡人:……(ポタポタ)
颯刃:本当に狙われだしたな;
鏡人:…ダメージは無い…問題無い…
斎:…ふむ…(ニヤッ)
赤兎:ほれ、アレがタワーホテルだぜ
颯刃:この廃墟では一番高そうだな
赤兎:馬鹿と煙と悪党は高い所が好きってな?…ケケケ…
颯刃:…俺も高い所好きだから馬鹿か悪党な訳?;
赤兎:お前はボンクラだから馬鹿の内だろ(ニヤッ)
颯刃:ははは…;(苦笑)
わあぁぁぁ…!!!
颯刃:…!…今のは!?
斎:また叫び声たったな(シレッ)
鏡人:…建物からだ…
赤兎:今度は階段でも踏み外したか〜?
おっと、魚の登場だぜ
…どうせなら魚らしく海ん中泳いでりゃ良いのによ…
颯刃:声の主が心配だ、早く片付けて先を急ごう!!
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
鏡人:…キリが無いな…(ポタポタ)
斎:視界は守ったようだが、相変わらず水圧に押し倒されてるな?…クククッ…
鏡人:………
颯刃:次が来る前に急いで中に入ろう!!
赤兎:んな心配しなくても、学園生ならちゃんとミミイが付いてるぞ?
颯刃:万が一に一般市民かも知れないじゃないか?
赤兎:は〜、こんなチンケな場所に一般人が来るかよ?;
斎:廃れてる方が好都合な奴も居るだろうがな…クククッ…
赤兎:…テメェの頭ん中のが廃れてるだろ…;
(ぼそり)
斎:…ほほう…?
赤兎:はっ、早く中を目指すぞっ!!;
(身の危険を感じた)
颯刃:何事も無いと良いんだが…
To be continued...