廃色九龍亭

どんな事があっても､君と進んでいく決意ー…


[幕張ﾀﾜｰﾎﾃﾙへ]


颯刃:声の主は何処だ!?;

赤兎:ん…?何やってんだｱｲﾂ…

ﾐﾐｲ:…どうしようどうしよう…;

斎:ｺﾓﾝﾐﾐｲ…と言う事は学園生だな

鏡人:…ｶﾞﾝﾅｰ…
(武器を見てぼそり)

颯刃:とにかく行ってみよう!

ﾐﾐｲ:どうしよう…どうしよう…;

赤兎:(…ﾌﾟﾁｯ…)

だ〜!!ｳﾛｳﾛすんな!目障りだっ!!
(くわっ)

ﾐﾐｲ:Σひっ!?;(ﾋﾞｸｯ)

颯刃:せ､赤兎!怖がらせたら駄目だろ…;

赤兎:るっせぇ!何時までもｲｼﾞｲｼﾞｸﾞﾀﾞｸﾞﾀしてんならﾐﾐｲとしてやるべき事をしろってんだ!!

ﾐﾐｲ:ご､ごめんなさい…実は…

赤兎:はぁ…ｶﾞﾗｸﾀでﾎﾟﾝｺﾂなんて最悪だな…

颯刃:赤兎…代わりに見てあげてくれ
(軽く諌めた後に頼む)

赤兎:ﾁｯ､仕方ねぇなぁ…
(作業開始)

斎:ｱﾚで一応ﾐﾐｲとしての分別は有るのか…

鏡人:………

赤兎:致命傷は無いな､気絶してるだけだ

後､お前はうろつくな､大人しくへばり付いて無いとｶﾞｰﾃﾞｨｱﾝに喰われるぞ?

ﾐﾐｲ:は､はい!;

颯刃:…!…この感じは…

鏡人:…ｶﾞｰﾃﾞｨｱﾝ…

斎:ﾃﾞｶｲ蜘蛛だな…初めて見る感じか…?

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

鏡人:……;

颯刃:うぇ…毒か…;

斎:…今のは…

ﾐﾐｲ:…あっ!

赤兎:どうやら気付いた様だな?

ｲﾉｳｴ:君達が助けてくれたんだね…?

颯刃:まぁ､そんな感じかな?

斎:簡潔に倒れたいきさつ等を聞かせて貰おうか?

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

赤兎:ｹｯ､情か何かは知らねぇが､甘っちょろいんだな

斎:なるほど､すると此処には教団が居るのか…

鏡人:…学園へと戻る際も気を付けろ…

赤兎:ほら､さっさと行こうぜ!

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

颯刃:………

鏡人:…浮かない顔だな…?

颯刃:あ……うん､そうだね…

鏡人:………

颯刃:そりゃあ､ﾐﾐｲは機械で､学園の支給物資なんだよな…

鏡人:………

颯刃:…記憶も記録も､簡単に消えてしまうんだよな…

鏡人:…赤兎に不調でもあるのか…?

颯刃:少し､ね…横浜から少しだけ…(苦笑)

鏡人:………

颯刃:ﾓﾉは名前や感情を冠すれば､魂が宿る

だから…俺は信じてる…

鏡人:……そうか…


斎:………

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

斎:3階までは異常は無かったな

赤兎:いや､こういう隠れ易い場所には…ﾎﾗ､居やがったぜ!

颯刃:ﾜｰﾑ?

鏡人:…危険そうだな…

颯刃:あぁ､油断せず行こう!

―――――ーーーーーーーーーーーーーー

颯刃:斎､鏡人､大丈夫か?;

鏡人:…些細な出血だ…問題無い…

斎:ｸｸｯ…､これぐらいの毒は大した事は無い
(ﾆﾔｯ)

颯刃:…良かった…

斎:それにしても

颯刃:?

斎:まさかRDと同じ技を出して来るとはな…

颯刃:さっきの蜘蛛か…

斎:仮定だが､幹部ｸﾗｽには教団の関与が有ったのかも知れんな…

鏡人:………

赤兎:ん…?待て…近くに誰か居るぞ?;

颯刃:信徒か?

赤兎:解らないな､だが､遠く無さそうだぜ?

鏡人:…警戒した方が良さそうだな…

颯刃:あぁ､そうだな(頷き)

斎:何にせよ､上に行くより道は無い

ただ昇るだけだ…(ﾆﾔﾆﾔ)

颯刃:…ｲﾉｳｴのくれた情報はこの先に信徒が居る事…

体制が整ったら確かめよう…!








To be continued...