廃色九龍亭

簡素過ぎる部屋で横になる

夕日の赤い残光だけが差し込んで､目を焼いた

散らばる薬は麻薬の様だ

夜が来る､今日も太陽が死ぬ

縋る様に囓り付いた匂い

甘味に溺れてしまうのは､染み付いた調教の痕

見たくない

現実が嫌に色味が強過ぎて
真実が厭に色味を失って

みたくない

ﾄﾞﾛﾘ､熔けてしまえば良い

朝が来ない
息が苦しい

水で無理矢理流し込んだ錠剤

夢なんて見なくて良いから､眠らせてくれ

軋むﾍﾞｯﾄに倒れ込んでやがて世界はまた暗転


｢目を覚ませよ｣


誰かが､そう言った気がした｡

色々と視点の話を掘り下げて見るけど､割と解りやすい場所から紐解いて行こうかな


って事で､一番解りやすい(?)鏡人のｲﾄから攻める!!



ﾈﾀﾊﾞﾚるから追記に書き散らしますよ〜

視点が違えば話が変わる

一本に見えてる話が沢山の線の集合体だって事に気付いてる


誰の目でなぞれば良いのか解らないな;


裏表より多面的だから簡単じゃないし､それを縒り集めるのもまだまだ出来てないんだよなぁ


学園と機構から見た世界は､護る事

教団から見た世界は､壊す事

反逆者から見た世界は､変わる事

国から見た世界は､纏める事



“正しい”事なんて望んでない
“間違った”事なんて決まってない



これが個人ﾚﾍﾞﾙでﾊﾞﾗﾊﾞﾗに伸びていくからね


様々なｲﾄで縫い合わせた先は､どんな色でどんな形なのか?



解らないまま今日もｲﾄは流れて絡まってる