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天空から睥睨する神々

フウバ:混乱耐性アイテム買わないといけないんで、レベリング&金作ばかりしてました←

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・一人で出来るもん!


セキト:オレ様一人!?
無理無理無理無理!魔物に襲われてhageるよ!駄目だって!!;

フウバ:大丈夫!セキトは出来る子だから、ね?

セキト:無理だよぅ、駄目だよぅ…;(ガクブル)

フウバ:ほら、鈴も持たせて有るし、大丈夫…セキトは優秀な相棒なんだろ?

セキト:う…う〜…分かったよ、行くだけ行ってみるよぅ;

―――――――――――――――――――


セキト:この穴を通って…ギャー!鈴切れそうだぁ!!(チリンチリン)

ふう、替えがあって助かったぜ;
ん?なんだコレ?キノコか??

Σくっさぁぁあ〜!!?
うぉえぇ…は、鼻がもげそうだぜ…何でオレ様がこんな目に…;

―――――――――――――――――――

フウバ:お帰り!やっぱり、大丈夫だったな?(笑)

セキト:ケケッ、コレぐらい超絶有能で最強なオレ様には朝飯前だぜ!!

ふ〜、ボンクラ達の世話も疲れるなぁ〜?
ホレ、早くマッサージと毛繕い!ホレホレ!!!


イサネ:ビビり捲ってた割に現金な奴だよなぁ;

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フウバ:さて、大体60近くになってるし、一回4層ボスに挑んでみようか!!


フウバ・ヒズミ(前)
サイ・キサキ・レン(後)

ヒズミ:つまり力でごり押し?(苦笑)
フウバ:初見だから先ずは様子見かな、と(苦笑)

―――――――――――――――――――

・vsハルピュイア


レン:え、雌?しかも女王だったのか?;

ヒズミ:うわぁ、何か怖い!!;
キサキ:だだだ大丈夫…かなぁ…?;
フウバ:やれるだけ、頑張ろう!!
サイ:ククッ…お前も証明してヤろう…!

ヒズミ:頭縛りたいけど上手く行かない〜;
フウバ:ツバメ返し!三回斬るよ!!
レン:とりま猛戦歌うぜ!?
キサキ:ひゃぁぁぁ!い、五鴉君…お願いっ!!;(鬼力)
サイ:良かろう…ならば見せてヤる!!(核熱)

チュドーン!!!


ヒズミ:う、わ…!?;
キサキ:あぅぅ…;
フウバ:あれ…っ?;

サイ:クククッ…コレにてQ.E.D.(シレッ)

レン:Σうぉぉい!何初見核熱滅殺しちゃってんだお前っ!!?;

サイ:何も?お前等がそうなる様に展開させたまでだろう?

ヒズミ&キサキ:サイって(五鴉君)…怖い…!!;(ガクブル)

フウバ:っ…あ〜…、なんか、拍子抜けしたけど…先、進もうか?;(苦笑)

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・天空の城

キサキ:ほ、本当に空に城が!!;
ヒズミ:飛行船、に見え無くもないけど…高い技術で出来てるみたいだ;
フウバ:…凄いな…


サイ:おや、家主は在宅か…
フウバ:イニシエの盟約に従い、来ました

レン:ま、口実なんざなんでも良いけどよ…

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ヒズミ:わ、わ、動く床がっ!?;
キサキ:敵も、強い…ね;

レン:にしても家主どっから話してんだ?
まさか監視カメラとか?;

サイ:…オーバーロード、か…
ヒズミ:道を越えた、って事かな?
レン:んな訳無ぇだろ?;

サイ:あながち間違いでも無かろう
オーバーロードは道を踏み外した、或は超越した者…一方で王を越え、神と呼ばれるに至る存在…

フウバ:サイ、知ってるの?;

サイ:あくまで仮説、だ
が、しかし…奴は永遠の命を何等かの形で手にし、鳥人から神と崇められながら、この高みから地上を蔑んで居るのだろう

レン:永遠の命なんざ信じ無ぇが、いけ好かねぇ奴だって事は解った←

キサキ:あ、ひょっとして…聖杯?
ヒズミ:あ!そうか、それで永遠の命を…!?

フウバ:何にしても、まだ調査が足りないよ
当面は此処を調べてみよう

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死神は愛を囁く


前記事で書いたけど、あのルート(不識暴走話)で幸せなのは姫菜と朔夜だけなんですよね

姫菜は所長の役に立てたから幸せ、だけど許されるなら、もっと一緒に居たかったとは思う

だから本当に幸せなのは朔夜くらいってオチ(ぁ)


所長さんから許し(処分命令)が出て、喜色満面で不識をぶっ刺しましたからね……


あははっあはははは……って死にかけを抱いて笑う様は本当に異常だな←


「やっとぉ〜貴方をぉ〜愛する事がぁ出来るんですねぇぇ〜!!」

恍惚状態で喘ぎながらとかホラーですよね(苦笑)

でもまぁ、朔夜もそのまま背中貫かれて死にますが←←

目を見開いて、血とか色々なモノ(自主規制含む)垂らして痙攣しながら焦点合わない状態でも凄まじく快感得てるとかもう流石変態なだけあるよ(うわぁ)



本当底知れない異常性だよなぁ……(滝汗)









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幸せと神様の影


呼ばれた声に振り向いた瞬間、見えた凶刃。

(あぁ、不味い)

思考が危機を認知しても、体の反応が遅すぎる。
一直線に左胸を目指し突進する姿は、小さな姿に遮断された。

刃渡り数10pのナイフは柔らかな鞘に納められたのと同時に、暴漢がその拳で殴り飛ばされる。

渾身の力を放出した少女の体が崩れ、桃色の髪が蛍光灯の光を反射させ輝いた。

「姫菜!」

「お、怪我は……有りませんか……?」

倒れた体を抱える。
痛みを堪えて、緑の目が私を見つめた。

「無い。君のお陰だ」

「……そ……ですか、よか……た」

左胸に刺さる凶器を中心に滲み出した赤が染め上げていく。
刺さったままならまだ助かっただろうが、スキルの反動のせいで重傷は致命傷に至ってしまった様だ。

助からない。
命が漏れ出すのを止める術は無く、彼女の目は光沢を失っていく。

「……ありがとう、姫菜」

それだけ呟けば自分を見つめたままの彼女は微笑みを浮かべ、そして果てた。

そっと亡骸を横たえる。
白衣に血が染みている事にその時初めて気が付いた。



「あ〜ぁ」


不意に後ろから聞こえた声に視線を向ける。
見下ろす長身の青年は、薄ら笑いを浮かべていた。


「……不識」

「いきなり走り出すから驚いちゃったよ、いや本当。
飛び出したと思えば、コレだし?」


軽い調子で笑う、模様の描かれた手に握られた獲物に視線が向いた。


「あ、コレ?いやだって、追撃されたら不味いでしょ?
だから、正当防衛って奴?」


ヒラヒラとナイフを翳す先、振り返れば、先程の暴漢の首が抉られて、赤い海に沈んでいた。

おそらく姫菜が崩れる瞬間、吹き飛ばされた時に後方から投擲したのだろう。
彼はその能力にも適性を持っている、容易な事だった筈だ。

死した相手を見ながら立ち上がる私の肩が掴まれ、壁に背を強かに打ち付けられる。
痛みに呻き声が微かに漏れた。

首筋に冷たく硬質な刃が宛がわれる。
どうやら、生命の危機はまだ過ぎては居なかった様だ。


「…………何の真似だい?」

比較的穏やかに声を掛ける。
俯いた表情は窺い知れないが、刺激すべきでは無いと思う。


「……アンタ……どれだけ奪えば満足なんだよ……?」


いつもの軽口では無い、抑揚の欠けた声色。
決して激しくも煩くも無いその言葉は、逆に戦慄を覚えさせた。


「何を……」

「解ってたんだろ?
この娘は、アンタの為なら何でもするって」


少し上がった顔で視界に入る口元は、笑っていた。


「見ろよ。アンタを助ける為に、無駄に死んだ癖に……死ぬ必要なんて無かったのに、笑ってるんだぜ?」

視線だけ動かし、彼女の顔を見る。
生気の抜けた姿だったが、確かに彼女は微笑んでいた。


「滑稽だよな。ただ使い壊れただけだってのに。
本当、どうしようも無い、笑っちまう」

ククッっと、笑いながら上げられた顔。
笑っていたと、同時に底冷えする様な冷たい眼光と目が合う。

本能的に背筋を悪寒が走る。
だが、極力動揺は圧し殺した。


「本気で笑っている様には見えないが?」

「そりゃそうだろ。本気なんて無いんだから」


貼り付いた笑みを湛えなから、平然と吐き捨てる。


「あの娘は、アンタを愛する役。
何があっても、従順に従う出来の良い奴隷」

「………………」

「俺は、それでもあの娘が幸せなのは解ってた。
どれだけ全てを捧げても、報われないのも解ってた」

ナイフを握る手に力が加わり、今にも動脈を引き裂かんばかりの空気が重くのし掛かる。


「どれだけ奪えば満足なんだ、カミサマ」


遂に笑みすら消えた姿は、憎悪の様な、虚無の様な、異様に煌めく瞳だけが全てを支配していた。


「僕は神になった覚えは無い。
確かに君達を造り上げはしたが、ただの人間に過ぎないよ」

「……」

「君達はかけがえの無い存在で、僕としても失いたくは無かった」

「……ハッ……良く言う」

「事実だ」

「確かにそれは事実だな。
ただ、真実じゃ無いだけの……な」

「……君は何がしたいんだい?」


一瞬、瞳が揺れた気がした。



「ゆるせない」

「不識」

「ゆるせない、許せない!赦せない!!」

「不識、落ち着きなさい」

「アンタがあの娘を、姫菜を殺した!!
アンタが、紫月さんさえ、居なければ俺達はっ!」

見開かれた目が殺気に染まる。
緩んだ枷が溢れ出す感情を暴走させる。


「殺してやる!殺して……!!」

振り上げられたナイフが反射し、声にならない絶叫と共に下ろされた。


沈黙。



感情のままに突き刺さった狂気は、首筋の横、壁に牙を剥いた。

すっ、と冷たい汗が流れ落ちる。

荒い呼吸のまま、再び俯いてしまった彼は、まだナイフを握り締めている。


「………………」


熱気が少しずつ薄らいで、空気が静寂を取り戻していく。


「……のに……」

掠れた微かな音が、細く小さな言葉を紡ぐ。


「なのに……出来ないんだ……俺は、貴方を殺せない」


先程の重圧が消えた姿は同一人物である事を疑わせる位、鎮まり、脆弱さを思わせる。


「貴方を傷付けたら、姫菜が一番傷付くんだよ」


あの娘は貴方を愛しているから。


そんな言葉と共にナイフが壁から引き抜かれ、パラパラと壁の破片が落ちていった。

2歩、3歩。不識が下がり、僕は解放される。


「……ッ……」

「不識!?何を……!!」

再び振り上げられた刃が、彼の左手を貫通した。
赤い筋が流れ落ちる。


「笑えないよ。コレが俺の配役なんだからさ」


驚く僕に向けた彼の表情は呆れた様に笑う、いつもの軽薄そうなそれだった。

「ごめんね?って、そんな軽い事じゃ無いけど〜」

ヘラヘラと普段と変わらない態度。
落ち着きを取り戻した姿は、どこか痛々しい。


「不識、今回の件は僕にも非がある。
……済まなかった……」

「やだなぁ、俺なんかに謝んないで下さいよ〜?
あ、警備係だ。いやはや職務怠慢だねぇ?」


バタバタと数名の警備係が駆け付けた。
確かに、対応が遅すぎるな。


軽く事情を話、2つの遺体が回収される。


「不識。君は治療を受けなさい。
私は状況を纏めておこう」

「あ〜、それ、俺がやっときますよ」

横目で見れば。
いや、余計な事は書きませんから、等とへらりと笑う。

今回の彼の暴走に関しては不問にするつもりだったが、それは不識自身も公にすべきでは無いと感じたのだろう。

「何にせよ、その手では不便だろう?」

「大丈夫大丈夫!
だからさ、所長は姫菜の所に行ってあげてよ」


薄笑いで、託される願い。
それが一番の供養だから、と目が告げる。

君が行けば良いだろう?
と、そんな言葉は飲み込んだ。

「後は任せる」

「アイアイサ〜!」

ふざけながら敬礼して、不識は警備係達の方へ向かう。



どうしても不安定なそれは、結び付きの固さだけ崩れやすくて揺らぐ。

約束された繋がりでも、それが呪いと絆だとしても、確か結ぶ関連性は彼等を捕らえて離さない。





眠る少女に花を手向けた。
微かにまだ、幸福と微笑んでいる様な錯覚。

失った以上、この先は更に理想とかけ離れていくだろう。

それも一つの正解なのだろうか?









独房の薄闇に、一人の青年は居た。

知人に無理を言って入れて貰った檻。
両手には重量感のある錠。

簡素過ぎるベッドに上体だけを起こし座る。
鎖の音が、嫌に響いた。









「……ごめんな……?」




彼女はきっと怒っているだろう。
許してくれないかも知れない。


また幸せに出来なかった。

後悔に苛まされても、もう遅い。

「ごめん」

少女の亡骸が、喚起させる映像。
倒れた青年の亡骸、流れる血。


「……ごめん」


何度謝ろうが、自殺すら赦されない身だ、どれが贖罪になると言うのか?


「………………」


いつになれば、叶うだろうか?

カミサマは俺を赦さない。あの子も未だに糾弾する。
今度は彼女がまで、失った。


ささやか過ぎる願いは、叶わない。


またいつか、それでも願う。










人は願う故に生き、人であろうとするならば。
今この一瞬を生きていけるのかも知れない。





諦め無ければ、可能性が消えない限り。















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