【コロナ】元厚労省医系技官 コロナを「5類に落とす」提言「全員隔離はできない」

元厚労省医系技官 コロナを「5類に落とす」提言「全員隔離はできない」

12/11(土) 13:23 
デイリースポーツ

 元厚労省医系技官の木村もりよ医師が11日に放送された読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」にゲスト出演し、新型コロナウイルス対策について「感染症5類に落とす」と提言した。新型コロナは現在、感染症法で2類相当の措置が取られている。

 感染力が強いとされるオミクロン株の感染拡大が心配されるが、木村氏は「厚労省が毎週データをアップデートしてるが、これは従来型の変異していない時から今に至るまで、傾向は変わらない」と断言。その内容は「感染者が一番多いのは20代。だけど死亡者が一番多いのは80代。ほとんどの人は感染しても軽症か無症状。これは全世界、どの地域も同じ。重症化しやすいのは65歳以上の高齢者」と説明した。

 その上で「逆に言えば、オミクロン株であろうが、(政府が)かかったらみんな隔離しようとしたらみんな怖がる。重症者を何とかしたらいいのに、全部やっていたら、全員隔離できない。重症化対策ができなくなる」と警鐘を鳴らした。

 適切な例として「ワクチンも薬もあって、重症者もほとんどいないというのは、インフルエンザ以下なわけです。なぜ今、重症化したら10%くらいの人が亡くなるSARSとかの(2類感染症の)分類にしてるのか、これが混乱の一番の原因だと思う。これを2類相当から5類に落とすべき」と話した。

 コメンテーターのタレント・杉村太蔵が「それをやっちゃうと、(政府の新型コロナウイルス感染症対策)分科会の仕事がなくなるからじゃないですか?」とツッコんだ。木村氏は「要らない仕事だったら辞めてもらった方が」とキッパリ話した。

 ゲストの元NMB48・吉田朱里が「オミクロン株を逆にはやらせてしまった方が、コロナの終わりに近づく?」と質問すると、木村氏は「そうです。感染症は逃げてもやってくる。水際で止まるわけないので、治めるためには免疫を持つかワクチンを打つかどちらか」と話し、適切な対策について「インフルエンザをおじいちゃんおばあちゃんにうつさないようにというのと同じ。一番は、岸田さんが5類に落とすと言えばいいだけ」と話した。

【コロナ】テレビがいまだに続けるコロナ報道の矛盾 2年経ってもその姿勢は変わらない【テレビは見ない方がいい】

テレビがいまだに続けるコロナ報道の矛盾 2年経ってもその姿勢は変わらない
12/12(日) 9:06

 新型コロナの蔓延(まんえん)から間もなく2年。テレビは手を替え品を替えコロナで騒いだが、2年経っても基本的にその姿勢は変わっていない。今更ながら変な報道を。

 夕方になるとテレビから流れてくる「今日の新たな感染者は19人」のフレーズ。「新たな」という場合はより深刻な状況になった時の言い回しだと思う。落ち着いている時は「今日の感染者は19人」と平易に表現するだけでいい。あおりたくて仕方がない報道姿勢が透けて見える。

 人流が増えていることをこれでもかと強調するために、「渋谷は前週比で20%増えた」などと放送していたが、人流が増えても感染者数が減っている矛盾に気がついていたのか、わざとか。

 オミクロン株が出てきて多くが大人数の宴会を控えているという報道はまさに今の話。だが、実際に街の飲食店は密状態ということも多い。そういう人は「テレビは今度はオミクロンで商売するのか」とか「重症化しないといわれている」と考えての行動だと思う。ところが、街のインタビューでは「飲食は2、3人で2時間程度」「オミクロンが怖いから飲み会はしない」という声だけを取り上げる。明らかな印象操作。放送法的に問題はないのか、BPO。

 第5波の時、テレビは「医療逼迫(ひっぱく)」と言い続けた。これは誰に向けての言葉だったのか。多くは、そのためにマスクをして用心して生活していたから、「医療逼迫」と言われても「誰に言ってんだ?」と思った人も少なくない。この問題を解決できるのは国とか自治体、医師会。こちらにしてみれば「俺らに言うなよ」。テレビは矛先を間違えていた。

 人流一点張りの分科会の尾身会長が、このところ姿を見せていない。尾身会長はNHKの番組に出演して、「我々の役割は本当のことを正しく言うこと」と語った。

 人流が増えているのに感染者が減って、合わせる顔がないのだろうか。

 厚労省のコロナの責任者のひとりに雑談でこの間の対応について聞いたら、意外にも明快に答えてくれた。尾身会長の言う人流一点張りではなかった。人流は尾身会長周辺の意見だったのだろうか。

 日本人全員に一斉に抗原検査を、と言ったコメンテーターもいた。増やせならわかるが、全員一斉は荒唐無稽。

 ここらでいったんテレビは総括が必要だ。

(文=峯田淳/日刊ゲンダイ)

【コロナ】歯科医が緊急警鐘「常時マスクでむしろコロナ感染リスクが高まる」【マスクは危険】


歯科医が緊急警鐘「常時マスクでむしろコロナ感染リスクが高まる人の特徴」

照山 裕子
歯学博士、東京医科歯科大学非常勤講師(顎義歯外来)

コロナ感染対策のためのマスクがかえって感染リスクを高める可能性がある。歯科医の照山裕子氏は「マスクをしていると息苦しくて、つい口呼吸になることがあり、ばい菌やウイルスが体内に入りやすくなる。またマスク下で口の周りの筋力が低下すると、感染症にかかりやすくなるだけでなく、誤飲・誤嚥の増加やほうれい線が深くなることにもつながる」と警鐘を鳴らす――。
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