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高山さんの散歩道。
河原道がお決まりのコースだ。

河原の石は様々だ。
形も色合いも。

「ただ、あれは石じゃなかった」

「骨でもありましたか?」

鐘子の指摘に、黙る高山さん。
この手の話は多、すぎて、鐘子は聞きあきている。

「……そう、骨だよ。人間の頭蓋骨。最初は警察に通報しようと思った。でも、」

「動きでもしましたか?」

「……いや」

高山さんは首を振る。

「突然、赤くなった。真っ赤に……」
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