高山さんの散歩道。
河原道がお決まりのコースだ。
河原の石は様々だ。
形も色合いも。
「ただ、あれは石じゃなかった」
「骨でもありましたか?」
鐘子の指摘に、黙る高山さん。
この手の話は多、すぎて、鐘子は聞きあきている。
「……そう、骨だよ。人間の頭蓋骨。最初は警察に通報しようと思った。でも、」
「動きでもしましたか?」
「……いや」
高山さんは首を振る。
「突然、赤くなった。真っ赤に……」
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鐘子が見たこと、聞いたこと。説明がつかないことが、確かにある。
高山さんの散歩道。
年 齢 | 35 |
誕生日 | 5月26日 |
地 域 | 東京都 |
職 業 | 公務員 |